

ニュースレター
vol.156

●フォローで肘が曲がる、引ける理由
ゴルフのスイングは、人によってスイング中の気になる点が異なっていますね。
アドレス
テークバック
トップ
切り返し
ダウン
インパクト
フォロースルー
フィニッシュ
などが代表的な箇所でしょうか。
またそれぞれの位置で腕が、腰が、脚が、肘が、などと更に気になるパーツも加わってきます。
皆、それぞれ気になる点を解消したら良いショットが出ると考えて、youtubeなどを検索して、自分の気になる点が改善するヒントを探しています。
フォローで肘が引ける
→伸ばせ
→腕を返せ
→クラブに振られろ
→リラックスしろ
→こんな感じで。。。
数えきれない対処。。
どれを採用したら上手くいくのでしょう?
ではここで車の運転を想像してみましょう。
乗らない方は、自転車でもいいですし
その他、サーフィン、船、スキー
なんでも運動の慣性が働いていればOKです。
*慣性
(他からの力の作用を受けない限り現在の運動状態が変化しないという、運動の性質。惰性とも言う)
交差点で左に曲がろうとハンドルを切っている状態で、急に右に行けるでしょうか?
あるいは、自転車で道路の右側を走っている時に、道路の真ん中にある地面のマンホールの上を通ろうと左へハンドルを切り、左へ向かって進みます。その時にマンホールの上を通った直後に右に曲がれるでしょうか?
いずれもある程度距離が行き過ぎてからしか、反対方向へは行けません。
これは慣性が働いているからですね。
クラブヘッドが、正しい軌道の外側(アウトサイド)を通ってボールに近づいているとします。
これは上記した自転者の状態と同様の状態だと思ってください。
つまり、進行方向(ゴルフならば目標線=ターゲットライン)に対して道路の右側(ゴルフならアウトサイド)から左側(ゴルフならインサイド)に向かっている状態です。
ボールを打った直後にボールに近づいてきた角度とは反対方向へ、つまり上記した例のように向かっている方向とは逆に、クラブヘッドの動く方向を変えられるでしょうか?
もしやったら空振りかそれに近い当たりになりますが、実際には無理ですね。
となるとクラブヘッドをボールに当てる手段は、正しい軌道のインサイド(内側)方向に振り抜くだけです。自転者ならそのまま道路の左側に向かって走るだけ。
ボールを打たずにスローモーションで試してみると分かりますが、体感しやすくするために、ものすごく体から離れたアウトサイドからクラブをボールに近づけてみましょう。
そうすると、肘を曲げたり引かないとボールに当たらない事が理解できるはずです。
また、もし肘を曲げたり引いたりせずにそのまま打ったら、目標に対しては、とんでもなく左にボールが飛びそうな気がしますね?
ここまでの説明、ご理解いただけているでしょうか?
つまり
アウトサイドイン軌道の場合、肘が曲がる、引けるのは防げないという事です。
肘が曲がったり、引けたりする原因はアウトサイドイン軌道だけではありませんが、どこかを治そうとしても「そうなってしまう要因」を置いておいて、問題の部分だけを修正することはできないという事です。
フォロースル―で肘を伸ばしてきれいに腕が返るようにしたければ、そこまでの過程を改善しましょう。
クラブヘッドがインサイドからインパクトにアプローチできれば、フォローでの肘の曲がりや引けはすぐに治ります。
スイングはぶつ切りに考えて、個別の箇所だけを修正しようとしても決して治せるものではありません。
全てつながった連続動作だからです。
全体のつながりを理解し、問題の部分ではなく、原因を治すこと。それが常に安定して良いショットを出せるスイングになる秘訣です。
なかなかスイングが変わらないと感じている方は、対処療法に取り組むのは止めて、本質的にスイングを改善するように取り組みましょう。
自分でできない方は、是非ともご相談にお越しください。
ではまた次週に
スイングを安定させ、いつも良いスコアでプレーするために
A.Ishida
本当の上達を果たしましょう
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A.Ishida
