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vol.159 アプローチのコツ


●アプローチのコツ

今日は、アプローチのコツをお伝えしようと思います。

グリーン周りの寄せさえ上手くいけば、スコアが良くなるんだけどなぁ〜

ということをよく耳にします

パターを抜くとスコアの25%〜30%前後は100ヤード以内のショットであり、その多くはグリーン周りです

誰にとっても、スコアアップには欠かせない分野だと言うことですね。

まずはショットが良くなったら、次にアプローチ

と考えている方もいますが、本当は同時にアプローチ練習もやった方が効果的です。 その理由はまた別の機会に。


何で練習だと、まあまあなのに、本番ではダフりやトップが出るのでしょうか?



この答えは簡単です。

練習で上手くいっていると思っているのが幻想だからです。

練習ではまあまあと思っている方、練習の時に1球もミスせずに打てていますか?

たまにはミスが出ますよね? たまにであっても、そのミスが本番では出るのです。

・同じ状況が2度ないこと ・距離調節や方向、その他の状況に意識が行ってしまうこと ・ライが平らではない、芝の状態が色々異なること ・練習場では気にしなくてよいプレーの進行に気を使わなくてはいけないこと ・そこまで、あるいはこれからなど、スコアのことに意識が行ってしまうこと ・力み

・クラブ選択など様々な迷い ・そして、たった1球しか打てないこと

こう言った条件が重なって、自分のスイングの良くない動作が強調されてしまうのです。


練習で結構ミスが出ていたら、本番ではほとんどがミスになる可能性すらあります。

感覚で上手くカバー出来ている人もいますが、そういう方は、失敗はあまりしないけれど、距離は完全には合わない

となります。つまり、上級者だとしたら、そのレベルでは失敗だということです。 ピンに寄らないのですから。


これはアプローチに限ったことではありませんが、失敗しないコツは、インパクトで微調整しなくてもよい方法で打つことです。

ダフりやトップが出る場合は、偶然出るのではなく、必ず出るようなクラブの位置(軌道)でスイングしているのです。

つまりミスの時も良いショットの時もスイングの構造は同じだと言うことです。

それを当たる瞬間、つまりインパクトで、長年の経験や勘で無意識のうちに微調整しているのです。

調整が上手くいけば上手く打てて、行かなければダフリ、トップ、シャンクです。

例えば、

上手く当てるための微調整で体の回転を止めたり傾けたらダフり、 微調整せずに振り抜いたら、トップです。



「なーんか緩んだな」 「あっ加減しちゃった」 「振り抜かなかった…」

ダフった時は、こんな感じがしますね?

「あっ!!(何も感じなかったけれど、当たった瞬間に、あっ!!と思ったらミスだった)」 「早かった!!」

トップの時はこんな感じがしますね?

これらは全てクラブの軌道がズレていて発生することですが、インパクトで微調整しきれなくてミスになったのです。

たくさん打っているうちに何となく上手く打てるような感じになりますね?

それは、上達したのではなく、自分のスイングに慣れただけなのです。

ちょっと休んだ後に打つとまたミスが出ませんか?

それはインパクトで微調整する感覚が鈍ったのです。 この様な状態でプレーすると、上記したような理由で1度しか打てないプレーでは、微調整がうまく効かせられない時が出るのです。

これがミスショットの仕組みです

微調整しないインパクト=安定したインパクト

ですが、 いつも一定のインパクトをするためにはどうしたら良いでしょう?


以下のステップで考えてみましょう

”アプローチのコツ” 

→ ミスを出さないためには、インパクトで微調整しなくてすむように体の回転運動を主体にクラブをスイングすること

(ミスの仕組み)

体を使わない、あるいは腕や手主体でスイング

→手や腕は器用に動かせる

→軌道が安定しない

→インパクトが一定しない

→失敗と成功が両方出る

スイング向上のためのステップ


1. 体の回転主体でスイングするためには、アドレスで体が正しく回転できる準備を取る

(ミスの仕組み)

姿勢、バランスが悪い

→回転角度や位置が一定しない、あるいはそもそも回転できない

→手や腕で微調整する必要が出てくる

→失敗と成功が両方出る

2. 体の回転の場所と角度を維持してスイング

(ミスの仕組み)

伸び上がる、横移動、その他もろもろのズレ

→インパクトする時に微調整しないと構えた位置に戻らない

→失敗と成功が両方出る

3. 腕の軌道、肘や手首の曲がるタイミング、角度などがクラブがボールを捉える瞬間、つまりインパクトする時に、構えた通りに戻るように、バックスイングする

(ミスの仕組み)

バックスイングで腕やクラブの軌道がズレる

→ダウンで微調整しない限り当たらない、戻らない

→微調整する

→失敗と成功が両方出る


4. 今までのインパクトでの微調整を無くすために、正しいインパクトの動作を練習する


(ミスの”出なくなる”仕組み)

良いアドレス、良いバックスイングを取る

→インパクトで今までのスイングの癖(微調整)が出る

→インパクトの位置がズレる

→微調整が必要ないのに無駄な調整をした結果、位置、軌道がズレてミス

→失敗しか出ない

→成功するインパクトの位置を覚える(単純に体を回転すれば良いだけ)

→成功しかでない



以上が練習のステップです。


是非取り組んでみましょう。


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今日は最後に、バスケットボールの神様、マイケル・ジョーダンの名言を1つ


You can practice shooting 8 hours a day, but if your technique is wrong, then all you become is very good at shooting the wrong way. Get the fundamentals down and the level of everything you do will rise.

8時間のシューティング練習をしたとしても、間違った方法でやっていれば、間違ったシューティングが上達するだけだ。基本を習得すれば、すべてのレベルが上達していく



それではまた来週

本当のナイスショットとゴルフ向上のために

A.Ishida



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