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vol.259 芯に当てるコツ



今日は芯に当てるための方法を紹介します。


そもそも、なぜ芯に当てることが必要なのでしょう?


芯に当てる意味は、方向性のためよりは最大の(一定の)飛距離を出すという点に、より大きな意味があります。

飛距離を出したいクラブでは、最大の飛距離を出し、意図した一定の距離を打ちたいクラブでは、その距離を出すという事です。


つまり、芯に当てられたら(他の要素は無視したとして)ドライバーでは最大に飛ばせますし、ピンを狙うアイアンでは狙った通りの距離を打てるという事です。


もちろん芯を外すと曲がる可能性も出てきますが、もしスイング軌道とクラブフェースの向きがズレていなければ、芯に当たらなくても、上下のズレならば真っ直ぐには飛ぶのです。


しかし上下左右、いずれも芯を外してしまうと飛距離は大きく落ちてしまいます。


芯に当たった時とヒールやトウに当たった時では、ドライバーの場合、30~40ヤード異なる場合もあるのです。


ということで、芯は食った方がいいですね。。(当たり前ですが、、笑)


芯に当てるには、芯に当たらない理由を知り、それを取り除くことです。


“意識だけしてスイートスポット(芯)に当てる”という事が、できなくはないのですが、その方法は後ほど紹介します。


芯に当たらない主な理由は

1,スイング軌道がズレている

2,タイミングがズレている


です。


1,

一般的には、

インサイドアウト軌道になると「ヒール」

アウトサイドイン軌道になると「トウ」

に当たりやすくなります。


ダウンスイングやインパクトで、前傾姿勢の起き上がりが大きくなってくると「トウ」に当たりやすくなり、体を右足側に倒しながらインパクトすると「ヒール」に当たりやすくなります。ボールや目標方向へ体が移動(突っ込む)すると「ヒール」に当たりやすくなります。


2,

タイミングのズレとは、体と腕、クラブの動きが一体になって同調しておらずにバラバラになっているということです。

この場合は、どこに当たるかは人それぞれ異なっています。


それこそタイミング次第で、トウ、ヒール、トップ、上っ面、ダフリ、と様々なミスの可能性があります。


いずれの問題もそれ自体が問題なのではなく、ほとんどはバックスイングのミスです。


振り上げる時に何らかの問題が発生し、その影響を受けて “仕方なく”(そうせざるをえないので)その様に動いてしまうのです。


バックスイングのミスを取り除ければ、ダウンやインパクト、フォローを思ったように取ることができるようになります。


練習では何度も打つので、インパクトやフォロー自体を修正しようとしても、なんとか芯に当てることもできるかもしれません。

しかし、1度しか打てない本番では、 練習でできる微調整はほぼできません。


そうすると、起き上がったり、突っ込んだり、倒れたりと色々な症状が出てきて、結局、芯に当たらずに、飛距離ロスが起きてきます。

もちろん方向性も落ちますが。


という事で、もしあなたが芯に当たらないことを気にしているのでしたら、本質的にはバックスイングの問題を取り除くことです。


「すぐにでも芯を食いたい!!」という贅沢な人は、以下の練習をしてみましょう。


クラブは何でもOKです。

まずは、普通に構えてクラブフェースの先端「トウ」で打ってみます。わざと先端側に当てるのです。

次は、根元よりの「ヒール」に当ててみます。


いずれも意外と簡単にできることに驚くでしょう。


さあ、これであなたも芯で打てる準備が整いました(笑)。

先端でもなく根元でもない部分に当てればいいのです。


思い切り打たなければ、芯に当てようとすれば意外と当てられるのです。

ただこれは、その場しのぎの応急処置です。

コースでシャンクしたりして困ったときには便利ですが、スイングが本質的に向上することはありません。したがって意識していてもそのうち、自分のミス、つまりトウやヒールに当たってしまいます。


感覚の優れた人は、これだけでも上手く打てるようにはなります。


今までクラブフェースを“感じた”ことの無い人にとっては、とても良い気づきとなるでしょう。


しかしながらスイングが良くなると何も考えずに勝手に芯に当たるようになります。

そうなれば、そんなことを考えずに目標に集中できるようになるので、理想的です。


是非あなたもそうなってください。

応急処置ではなく、本質的向上を。



今日も最後までご覧いただきありがとうございました。



本当のナイスショットと安定したスコアアップのために

A.Ishida



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