
今日は競技等の大切な場面でいつも通りのプレーが出せない事を防ぐ方法について記していきます。
「練習では良かったのに」
「普段はあんなプレーが出ないのに」
「大事な場面で痛恨のミス」
競技などに出ると普段よりも緊張感が増して、想像もしなかったミスが出てしまうことがありますね。
大きなミスが1回くらいならば取返しがつきますが、2回、3回となると終わりです。
なぜ普段は出ない、あるいは練習では出ないミスが出るのでしょう?
1つ目の理由として考えられるのは、そもそも「普段は出ない」「練習では出ない」と思っているのが勘違いであることです。
私が常々言うように、コースでは1度しか打てませんが、練習では何回も打てます。
そこにこそ真実があるのです。
練習の目的は、コースで出るミス、競技などで出るミス、これらを無くすことですね?
そのためには、練習の時に本当に注意深く自分のショットを把握しておくことが大切なのです。
本当に些細な小さなミスであっても、自分がプレーした時に出るミスに似たミスショットは、見落としてはいけないのです。
ごくたまにしかプレーしないと、よく分からないことがありますが、競技に出ているような方の場合、少なくとも月に2~3回以上はプレーしているでしょうから、自分がプレーの時に出すミスは全て把握しているはずですね?
その自分にとってのダメなミスに少しでも近いミスが練習で出ていたら、それも「たった1球でさえ」それは必ず本番でも出ると思って、練習を重ねることが大切です。
ミスに“超敏感” にならないといけないのです。
2つ目の理由としては、練習がまだ不十分なことが挙げられます。
何かの問題を修正するべく練習を積み重ねて行けば、本当に良くなってミスが減ってきます。
しかし練習ではできても、本番のプレッシャーの下では、まだ不十分と言うことがあるわけです。
これは、練習と本番を繰り返して、完全に克服し切るまで、継続して練習をし続けることでしか解決できません。
いずれにせよ、
頭で考えずに“自然と”できてしまう
状態にまで持っていかない限り、競技などのプレッシャーがかかった場面では使い物にはならないのです。
これらは技術面に関して。
ではメンタルについて。
本番に強い人は、自分に自信を持っている人です。
自分のやる事を“確信”に近い状態で実行しています。
必ずできる
できて当然
できない、あるいはミスのことなどは想像すらしない
このくらいの気持ちを持って臨んでいます。
それでももちろん、ミスは出るのです。
でも自信を持っていると些細なミスに引きずられることなく自分自身のプレーを全うすることが出来るのです。
例えば、出だしの1番ホールでいきなりダボを打っても、その後たんたんとプレーして、残りのホール全てパーなんていうプレーも可能なのです。
ではあまり自信がなく、そういう風に思えない場合は、どうしたらよいのでしょう?
方法は2つあります。
1つは、そう思えるまで、練習をしきること。
もう1つは、自分のやるべき事に100%集中することです。
失敗したらどうしよう。。
叩いたらどうしよう。。
ダボになったら嫌だな。。
池、OBは嫌だな。。
ビリだけは避けたい。。
予選落ちはしたくない。。
こんな風に頭の中に悪い予感や不安が現れることを防ぐことはできません。
しかし、それらを無視してやるべき事に集中するのです。
ドライバーは、あそこに打つ!
セカンドも、あそこに打つ!
アプローチも、あそこに落とす!
パターも、この強さで打つ!
ボールを打つ瞬間には、一切の邪念は振り払い、やるべき事に100%集中するのです。
そうすれば自分の持てる能力を最大限に発揮できる可能性を高められます(ちなみに、マッチプレー以外では、無い実力は、ほぼ出ませんが)。
自信を持って実行する
あるいは成功とか失敗とか完全に無視して「とにかくやる」
このような精神状態で臨めば、酷いミスが最小限に抑えられて、実力をいかんなく発揮できるのです。
なかなか思い通りに行かないのがゴルフです。
テレビで見るような世界のトッププロでも思うようなプレーが出来ないことが多々あります。
プレッシャーの下では、普段のスイングがいとも簡単に崩れてしまい、簡単なショットでもミスしてしまうのです。
ゴルフは本当に難しいし、なかなか上手くなりません。。
しかし、それでもやり続けるしかないのです。
どれだけ打ちのめされてもいつか良いプレーができると信じて継続するのみです。
「誰よりもやってきたんだ!」と思えるようになれば、競技でも必ず結果が出せるでしょう。
あなたにも必ずできますよ^^
There are plenty of fellows here who hit the ball better than I do. To beat them I have to out-prepare them.
私よりよいショットを打てる選手は大勢いる。彼らに勝つには彼らより準備をすることが必要だ。
Jack Nicklaus
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida