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vol.217 一瞬でスイングが良くなる秘訣



秋の気配が感じられるようになってきましたね。

(と書いてから、また36度超えの日々が。。)


今日は、スイングを向上させる仕組みを再確認しましょう。


レッスンをしていてよく感じるのは、生徒さんが


頭の中がうまく整理できていなくて、色々と不要なことをいくつも気にしている


という事です。


安定して良いショットを打つには、スイング軌道とクラブフェースの向きを正すことです。


そのためには何が問題となっていて、それらがズレているのか?

その原因を理解することですね。


で、例えばスライスが出るとしたら、スイング軌道はアウトサイドイン、クラブフェースは開いている状態です。

これでまずは、何が原因でスライスするのかは理解できました。


次は、軌道がズレてしまう、クラブフェースが開いてしまう原因を解明しなくてはなりません。


仮に軌道のズレは、体の使い方が原因だとしましょう。そしてクラブフェースが開くのは、グリップの握り方に原因があるとしましょう。(たいていはそうですが)


そうすると、体の使い方とグリップの握りを修正できれば、スイング軌道とクラブフェースの位置の両方が改善されます。


これで、この診断が間違っていなければ、一瞬でスライスが無くなります。


間違っているとどうなるか?


まず「まだスライスが出るから、他にも直さないといけないのでは?」と考えてしまいます。


そして、「もっと脇をしめるのか?」「体重移動はした方が良さそうだ」「体が突っ込まないようにしないとフェースが開くな」「もっと下半身を使うのか?」などと色々なことに気が向いていくのです。


どんなことをやっても偶然、あるいは何度も打てばたまには上手く打てます。そうすると


「お!上手く打てたぞ!これだ! 脇をしめて振り上げて、体重は移動して、下半身リードでダウン、でも突っ込まないように注意だな!」という様な対処が生まれてきてしまいます。


スイングを改善するのに、いくつもの事を同時に直す必要はないのです。


レッドベターが世界一の成果を出しているのは、その手法がとてもシンプルで、なおかつ確実にインパクトを向上させてくれるヒントを提供できるからです。


色々なことが気になるのはしょうがないことですが、ほとんどの事は考える必要がないことなのです。


考えるべきことを考えずに、必要のないことを注意している


そんなゴルファーのなんと多いことか。。


この責任は我々インストラクターにありますが。。



安定して良いショットを打ちたければ、まずは問題を知る事


そしてその原因を知る事


そして、「何か1つの注意点」で問題の原因を打ち消せるようなアドバイス、ヒントで練習すること


です。


それができれば、あなたのショットは、即、見違えるように良くなります。


逆に、間違った対処だとやってもやっても良くならず、偶然でしか良いショットは出ないでしょう。


ちなみに、1つと言ってもセットアップ関連は除きます。

打つ前の準備段階は、留意点がいくつあっても構いません。動き出す前には終わっていることですので。


ですから、たいていの人は、グリップや姿勢、バランスなどを正して、そして動作を1つ修正すればOK


それでインパクトが改善されるのです。もし改善されない場合は、別の点に取り組むことです。



「なぜ、たった1つの修正だけで、こんなに上手く打てるの?」とよく言われます。


マジックだからです(笑)


冗談はさておき、なぜかと言えばインパクトがうまく出来ない要因を取り除くように修正しているからです。


上手くできない原因を取り除けば、上手くできるようになるのは分かりますね?


そしてその上手くできない原因はいくつも無いのです。たった1個です。

ですから、その1つだけの一番の問題を改善してあげれば、必ずすべてが良くなり、結果としてインパクトも改善されるのです。



この様にこと細かに書いても、実際にボールを打ち始めると色々なことを日替わりで修正しようとしてしまうのがゴルファーなのです。

私も昔はそうでした。


自分のスイングを改善してくれる本当に大切な1ポイントを早く見つけて、それに打ち込みましょう。

結果が伴ってくれば、それを信じて集中して打ち込めるようになっていきます。


1度しか打てないプレーでも上手く働くヒント


1点集中矯正でスイング全体が改善できるヒント


それが大切です。


頭の中を整理して、練習しましょう。


今週も最後までお付き合いありがとうございました。



本当のナイスショットと安定したスコアアップのために

A.Ishida





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