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vol.213 グリップ大丈夫ですか?



今日は、ゴルフにおいて最も大切なことの1つであるグリップについてです。


大切なことだと知りつつ、軽視してしまいがちですね。


ボールを打つ練習をしていると、スイングの方に意識が行ってしまうのが普通ですから、どうしても丁寧にグリップを作ることを忘れてしまいます。


グリップがなぜ大切なのか?


まずはグリップがどんな点に影響するのかを見てみましょう。


1)クラブフェースの向き(つまりボールの飛ぶ方向)を決める


2)リラックスする(力まない)


3)手首の正しい動きを作り出す


4)クラブを意図した通りにスイングする(コントロールする)


1)~3)は、全て飛球の方向やボールへの当たり具合に影響します。つまり、グリップがズレている場合、良いスイングをしたらちゃんと当たらず、真っすぐには飛ばないという事です。


そのような状態で練習したいでしょうか?

したくありませんね(笑)


しかし、多くの人がこのような状態で練習し、「なかなか安定しない」と仰います。


こうやって文字にして、読んでみると「そりゃ当然だ!グリップ大切にしよう」と思うのですが、いざボールを打つ段階になると「つい夢中になって」グリップのことを忘れてしまうのです。


正しくグリップができると、以下のような恩恵を受けられます


1)クラブフェースがスクエアになる確率を飛躍的に高められます

→真っすぐに飛ぶ


2)適切な握り具合になれば、力が抜けてリラックスすることができます

→良いリズムで軽くスムーズにスイングできるようになって害はないですね?


3)手首が正しい角度で動くことで、クラブフェースがスクエアになる、スイング軌道が正される、パワーが増すなどの効果が出せます

→言うことなしですね!



そしてゴルファーの究極の目標は、ショットを意図したようにコントロールすることです。


正しくグリップして、力まないで “クラブヘッドを感じる” ことができる様になれば、


4)の意図した通りにスイング


つまりショットを意図した通りにコントロールできる様にもなるのです。


そうなれば、

斜面、林からの脱出、

難しいライへの対応、

フルショットできない場面、

高低・左右の打ち分け、


普通に打てない場面でのミスを激減し、プロのようにそういった場面から素晴らしいショットを打つ事も可能になるのです。


遠くへ飛ばすことには限界がありますが、ショットをコントロールする事には限界はないのです。


次の練習からは、以下のようにして取り組んでいきましょう。


1)まず体の正面にクラブヘッドを持ち上げて、クラブを立てた状態でクラブフェースの位置と手に合わせる位置を確認してグリップを握る


2)できる限り軽くグリップし、クラブの重み、クラブヘッドの位置を感じられるか?をチェックする


3)そのまま下に下げて構えて、強く握らずに始動して、ボールを打つ


4)1球打つごとにやり直す。100球打ったら、100回グリップを作るという事です


これで、あなたは正しいグリップを

作れるようになると同時に、


1度しか打てないコースで大切な

“ルーティン”というものも

同時に作り上げることになります。


何も考えずに正しく準備をできるようになれば、競技などのプレッシャーにも強くなれますし、練習通りのスイングをコースで出すこともできる様になるでしょう。



レッスンを受けて、グリップの修正をされたことがある方にとっては、特に大切です。


そのような方は、もしショットが曲がったら、まずはグリップを点検しましょう。


違和感があるからと戻してしまっては、いつまで経ってもショットは安定しません。



スイングの調整は難しいものです。


せめて、グリップくらいは、打つ前に決めることですし、上手く握ることに才能は必要ではありませんので、丁寧に作る事ですね。



たかがグリップ、されどグリップ


ゴルフは奥が深いですね。。

だから楽しいのですけれど(^^)



では、今週も最後までお付き合いありがとうございました。



あなたのゴルフが向上していくことを願っています。



追伸:手が小さい、大きい、どちらかの方は、それに合わせてグリップのサイズを変更しなくてはいけません。グリップが分からない、どうすれば良いの?という方は、ご相談下さい。

ではまた次回



本当のナイスショットと安定したスコアアップのために

A.Ishida




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