
最近、コロナが再度増えてきてしまいましたが、少し前は収まってきているように見えていたので、新しくレッスンにお越しくださる方が結構いらっしゃいました。
私は、初めてレッスンにいらっしゃる方には、まず初めに色々と質問をします。
ゴルフ歴、スポーツ経験、練習頻度、プレー頻度、フィジカル、怪我の有無、悩み、解決したいこと、将来の目標、レッスン歴、等です。
その方がどのようにゴルフに取り組んできたのか?
どんな練習をしてきたのか?
そう言ったことを伺ってから、レッスンを開始します。
ボールを打つ段階になったら、
「何を意識していますか?」あるいは、
「どんな事を注意してますか?」
「どの部分を修正したいですか?」
など、更に具体的なスイングに関する質問をします。
たいていの方は、
「アウトサイドから下りちゃうから、インサイドに下ろすようにしてます」
「クラブが寝ちゃうから立ててます」
「突っ込むから、突っ込まなように」
など、今まで習っていたインストラクターやプロに指摘された点や、自分で気になる点など、チェックしながら打ってます。
人によっては、同時に3個、4個のポイントを気にしながら打っている方も。。。
「色々問題があるけど、順番で、まずはこのポイントから」
と考えている方も多いですね。
ゴルフのスイングとは、1つの連続した動作です。
いくつかの要素が組み合わさってはいますがスイングを修正する時に、1つ直して、次はこれ、その次はこれ、と言う具合に順番に色々と修正する必要はないのです。
この点を多くの方は勘違いしています。
クラブが寝て上がってしまう、トップがおかしい、切り返しが上手くできない、クラブの角度が悪い、ダウンで手首が早くリリースされてしまう、インパクトで肩が下がってしまう、フォローで肘が曲がってしまう、体重が移動しない、フィニッシュが上手く取れない、という様な事をそれぞれ別々のこととして捉えて、
「どうすれば、それぞれ治せますか?」と伺ってくる方が多いことがそれを物語っています。
たとえば、アドレスを変えたら、テークバックの始動、あるいは、バックスイングに変化が現れます。
始動やバックスイングが変われば、トップも変わります。
トップが変われば、切り返しと言うダウンスイングへの方向転換のポイントも変わります。
そして切り返しが変われば。。
もう言わなくてもいいですね^ ^
全てがつながっているわけですから、例えばインパクトを変えたければ、正しくインパクトできない原因となっている部分まで戻って問題を見つけて、その部分を改善してあげればいいのです。
そうすればその後の流れが全て良くなるのです。
1つ直せば、その影響で他の部分も良くなるのです。
スイング修正の目的は、安定して良いショットを打てるインパクトを得る事ですね??
ですから、ほとんどの方は、インパクトを正しく取れない原因を見つけて、そこを直すことが必要です。
しかしインパクト自体を修正しようとしても、決してうまくできません。
インパクトは、その直前のデリバリーポジションと言われる部分の問題の影響を受けていて、デリバリーポジションは、切り返しの影響を受けていて、切り返しは、トップの影響を受けています。
うまく切り返すためには、バックスイングのズレを無くす事が必須です。
レッスンを受けたことのある方はご存知ですが、我々のアカデミーのレッスンでは、ぼとんどの方が、バックスイングの修正を行います。
そして、アドレスの姿勢、グリップ、ボール位置なども直される方が多いですね。
全てがつながっているスイングのバランス、特にボールを打つ瞬間であるインパクトを向上するために、
良いセットアップを作り、バランス良くバックスイングを行う
これが、本当にスイングを良くするための方法だから、皆バックスイングの練習をするのです。
GGだろうが、BBだろうがなんであれ、型にはめてスイングを改善することには限界があります。
スイングとは、人それぞれみな異なっていて、癖や個性など色々異なっているのです。
自分のスイングは、どの問題が影響して安定したインパクトが取れないのか?
その問題の原因どこにあり、どうすればそれが修正できるのか?
自分のスイングの仕組みを正しく知り、自分オリジナルの修正方法で練習して下さい。
そうすればあなたも、他の誰とも違う唯一無二の自分のスイングに自信を持ってゴルフを楽しめるようになるでしょう。
あなたのゴルフが向上することを、常に願っています。
今週も最後までお付き合いありがとうございました。
まだまだコロナ感染の恐れがありますので、引き続きご自愛ください。
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida