
ドライバーが飛ばないと辛いですし、ゴルフが楽しくないですよね。。
たまに「なにかをしたら急激に飛ぶようになった」という夢のような話がありますが、たいていは、あまりにもキチンと当たっていなくて飛ばなすぎる人がちゃんと打てるようになっただけ、というオチが多いものです。
しかし、この手の話には学ぶべき点があります。
あなたは、もし今の飛距離を30y増す方法があるとしたらどうでしょう?
知りたいですね。。。
私も知りたいです(笑)
このレターを毎週読んでくださっている方は既にもうご存知ですが、飛ばすために最も有効な方法は、今すぐにでもできる方法ですが、
芯に当てる
です。
「なんだ、そんなこと」と思ったあなた、おそらく芯で打てていません。だから飛ばないのです。
芯を外すと飛距離を大幅にロスします。
芯と芯じゃない場所では、30yは異なりますよ。
芯に当たっても、スピン量が多ければ飛びません。
打ち出し角度が悪ければ、やはり飛びません。
スイング軌道が悪ければ、やはりスピンが増えて飛びませんし、打ち出し角度も悪くなってしまいます。
同じヘッドスピードでも、どスライスと芯を食ったドローでは30y~50y違う可能性があります。
今まで、長い間レッスンをしてきて色々な方にお目にかかりました。
「飛ばないんです」という方で、きちんと芯を食ってその人の持つ最大限の飛距離を出しいる人には、残念ながら1人もお目にかかっていません。
20年もレッスンをしてきて、1人もです。。
もっと言えば、「飛ばない」という方ほどキチンと芯で打てていない人なのです。
ですから、もしあなたが「ドライバーが飛ばない」と感じていたら、まず間違いなく芯で打てていないと思ってください。
そしてもっともっと飛距離を出すために、ドライバーを変えたり、シャフトを変えたり、トレーニングをしたり、先生を変えたり、ボールを変えたり、ティーを変えたり、様々なことを変えることに尽きたら、諦めて芯で打つことに挑戦しましょう。
そして芯で打てるようになってきたら、以下を試してみましょう。
(*芯で打てない人がやっても効果はありませんのでご注意を)
1)アドレスを正しく取ること
地面をしっかりと抑えられる力強い姿勢を作りましょう
2)腕で振り上げずに、体幹を使って地面に対して最大限の力で体を捻り上げましょう。
腕を使わないで、体を捻ると苦しくてトップはコンパクトになりますが、それでOKです。グリップは柔らかくして、手首のコックは最大限に入れること。
3)苦しさの限界を迎えたら、打ち急がすに左脚からひねり戻していきましょう。
ダウンへの戻り始めは更に両脚を踏ん張って力を溜めることです。
4)ギリギリまで捻りの力を解放せずに腕とクラブがボールに近づいてくるのを
“感じましょう”
とは言え、時間でいえば一瞬の出来事ですからトップから一瞬の“間”を感じられれば良い切り返しです。
5)インパクト直前からは、一気に左脚で地面を蹴り上げましょう。
体を伸び上がらせてジャンプするような感じです。体を伸び上がらせるようにするとクラブヘッドは最大限に加速してくれます。
これは難しいですが、更なる加速を得るには良い方法です。
飛ばすには、
1)まず、芯に当てられるようになること、
その上で
2)クラブは長い方が、そして軽い方がヘッドスピードが増します
3)ロフトも適切な角度にして、打ち出し角度を14度~18度程度にする
4)ただしスイング軌道はややインサイドアウトに
5)ヘッドスピードに合ったボールを使うこと
6)自分のスピードに合ったシャフトフレックス、シャフト重量のクラブを使う事
7)ティーアップの高さも適切に。低過ぎるのは飛びません
8)グローブをした方がパワーが伝わります。
9)グリップのゴムは、古いと滑って力が逃げてしまいます。力まずに支えられる細目がおススメ
10)シューズも滑ると力が逃げますので、地面をしっかりとつかめる物を使うこと 11)飛ばそうと力むと、たいていは芯を外しますので、意識では飛ばそうとしないこと。
飛ばしたければ芯に当てなくてはいけないと言う事を忘れないこと
さあ、もっともっと飛ばしたい方
体の捻りのパワーと、手首のコックのテコの作用を最大限に利用して、正確に遠くに打ちましょう。
頑張ってください。
ちなみにレッドベターの考案したA swingは、本当にその主旨を体現できれば、誰でも必ず飛距離を伸ばせます。
飛ばしのドライバーは、キャロウェイのMavrikがおすすめです!(しつこいですね。。笑)
最後に私の好きなジャック・ニクラウスの言葉を
聞き手「ジャック、あなたはドライバーで遠くに飛ばしたい時はどうしますか?」
「私は遠くに飛ばしたいときは、“強く” ではなく、できるだけ “上手く打つ” ように心がけます」
それでは、今週も最後までお付き合いありがとうございました。
本当のナイスショットと安定したスコアアップのために
A.Ishida
追伸:
もっともっと飛ばそうと死ぬ気で最大限にジャンプしながら打ったら、50ヤードも飛びました!
(クラブがですが。。)