
あなたは、例えば「どんな方法でもいいから右方向へ飛ばさないように打てますか?」
と聞かれたらどうしますか?
・左を向く
・フェースをかぶせる
あるいは、フックやドローを打つ
等が思い浮かびますね。
意図してボールを曲げることは、クラブフェースをボールに当てることさえできれば、誰にとってもそんなに難しいことではありません。
とくに上級者になりたい方は、このインテンショナルショットを学ばなくてはいけません。
ティーショットをミスして林に入れたりした際に、ボールを曲げることができれば、グリーンに近づけることができるので、まだパーの可能性が残せるのです。
では、最初の質問に答えたところに戻って、
更に質問を加えます。
「では右に飛ばさないようにするショットをコントロールできますか?」
というものはどうでしょう?
難しく思えてきますね。
左を向く、フェースをかぶせる、いずれも右には飛ばないかもしれませんが、コントロールできるのか?
と言われれば、「?」でしょうか。
実際のコースで右に池がある場合、このような事が求められているわけです。
左にOBやバンカー、林などあれば、更に難しい状況ですね。
日本のコースはこういうティーショットにプレッシャーがかかるホールが少ないように思えます。
ティーからグリーンまで左は全て池。右はOB。フェアウェーも特別広くない。かなり距離が長い。
海外のコースだと、こんなホールはごろごろとあります。
「プレッシャーで思うようにスイングができない」という事を体験すると
「自分にできる範囲で絶対的にコントロールできるショット」が欲しくなります。
こういうことは経験しないとなかなか必要性を感じないものですが。
ラフに行っただけで、ほぼ1打ロスと言うような芝もあります。
そういうコースでプレーするとフェアウェーキープの必要性を強く感じますが、日本のコースだと
「見えるところにさえあれば、どこに打っても何の問題もない」という易しいコースがほとんどですね。
よほどのスイングの精度がない限りは、プレッシャーがかかるこのようなホールでは、真っすぐのナイスショットを打とうとするよりは、どちらかに意図的に曲げてコントロールした方が簡単です。
左に向く、クラブフェースをかぶせる
これらをどの程度(何度)やると、どの様なショットが出るのか?
練習で実験しておけば、おおよそのイメージがつかめます。
メジャーチャンピオンになろうと言う人以外は、完全なショットは必要ではありません。
ある程度意図した方へ飛べば良いのです。
(ちなみにどのようなショットがメジャーチャンピオンに必要かと言えば、、、
マスターズが開催されるオーガスタナショナルの15番ホールPAR5(https://www.tbs.co.jp/masters/course/h15.html)で、残り200y前後、グリーン手前はクリーク、奥は池。ここでイーグルチャンスに付けてくるショットを、最終日に出すという感じです) *これ見たら止まらなくなりますのでご注意を(笑)
あなたが考えているほど難しくはありませんよ。
どっちを向いて
どこにクラブフェースを向けて
どの様に振れば
どこに飛ぶのか?
こういった練習をすると、スイングを改善して良いショットを打とうとすることが、無意味に思えてくるくらいです(笑)
これができると、自分にとって出やすいミス
ある人はフック
ある人はスライス
ある人は・・・
それを打ち消して、ショットを狙った場所へ打てるようになります。
方向のミスを無くしたければ、ボールを曲げて打つのです。
練習場で疲れたら、ちょっと一休みして、ショットをコントロールすることを実験してみましょう。
次のプレーで「あそこに打ちたい」という時に、思い切って試してみる価値は大きいですよ
今日も最後までお付き合いありがとうございます
あなたのスイングが本質的に改善し、安定して良いスコアが出せるようになることを願っています。
A.Ishida
追伸:
今日は閉めのギャグはありません。
追追伸:
5年ぶりに変えたNewドライバー“Mavrik”で、完璧なストレートボールを練習中!!