
レッスンを受けたりされている方は、
「いつも同じ事を指摘される。
自分は進歩してないのでは?」
と感じる事がよくあるでしょう。
安心してください!
誰もがいつも同じ事を指摘されるのです(笑)
なぜ、いつもいつも同じことを指摘されるのでしょう?
答えは簡単ですね。スイングの根幹が変わっていないからです。
ゴルフのスイングとは、脳が記憶している運動動作です。
つまり、「癖」なのです。自分の「癖」が2~3週間で無くなると思いますか?
2~3週間どころか2~3年も、下手したら20~30年も変わりません。
いつになったら変わるの?
いつになったら良くなるの?
残念ながら、一念発起して自分にコミットし、完全に新しい「癖」をつけてしまうまでは、一生変わらない可能性があります。
「えっ! では一生上達しないの??」と思いましたか?
そんな事は無いのです。
ゴルフスイングのインパクトはわずか1/2000秒。ほんの少し動きが変化すれば、軌道やクラブフェースの位置に変化が起きて、ショットが変わります。
自分の悪い癖を解消する方向へ向かう「良い練習」をすれば、少しの変化でも良いショットが出せます。
つまり上達できるのです。
しかし、まったく関係ないポイントでいくら取り組んでも ”ほぼ” 良い変化は起きません。偶然の良いショットは、練習では出ますが本番のプレーで安定して良いショットを出すことは難しいでしょう。
スイングの問題を解消するには、その根本原因を取り除く必要があるのです。
根本原因(問題の発生点)=癖
癖を修正することで、スイング全体に良い流れを作り出せます。
そのようなポイントで修正すれば、最も大切なインパクトに「良い影響」を出せます。
自分の癖を覚えて、いつもその癖を取りのぞく練習やドリルに取り組むこと。
「それをやれば、必ず上手く当たる」というポイントを見つけられれば、常にそれに取り組めば上達は保証されたようなものです。
癖がしょっちゅう変わることは無いですし、新しい癖がすぐにつくほど毎日何百回、何千回と練習する人も少ないでしょう。
ですからほとんどの人は、「いつも同じことを指摘」されるのです。
しかしそれでも良いのです。
いつも同じスイングなのに、いつも異なったポイントで練習する
これってどうでしょう?
合理的とは言えませんね?
1)自分のミスショットはどういう仕組みで出るのか?
2)何が直接の問題なのか?
3)その問題の原因はどこで発生しているのか?(癖)
4)どういう風に修正するべきなのか?
5)どういう練習をすれば改善していくのか?
これらを覚えてしまえば、「また同じことを言われた」と思う度合いが減ります(笑)
少しで良いので、問題(癖)を軽減させるように努めれば、スイングの仕組みは良くなり、プレーでは良いショットが出せます。
通常はそれを継続していけば良いでしょう。
「もっと早く上手くなりたい!」「生まれ変わりたい!」という方は、
完全に新しい癖をつけること
良い癖がついてしまえば、今までのゴルフは卒業です。
1日も早く今の癖を解消しNext Levelへ行けるように、絶え間ない努力を重ねてください。
そうすれば、あなたの夢や目標が達成される日もすぐにやってくるでしょう。
ではまた来週
あなたが本当のナイスショットを得てスコアアップできますように
A.Ishida