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vol.163 暑い時の練習方法



・暑い時の練習方法


連日の猛暑日です(2019年8月9日付)が、それでもお好きな方は月例に出たり、プレーに行かれていますね。

あまりにも暑い日は、練習しても熱中症の危険がありますのでご注意ください。


理想は、涼しい場所でゴルフをすることですが、毎日高原や海外に行く余裕のない方は、ご自宅でエアコンをつけて、室内練習に励みましょう。


今日は室内でできる効果的な練習をご紹介します。


「なんだ、つまらない」と続きを読まないあなたは、上達の可能性が低い方ですよ(笑)


いつも安定して上手く打てるようになる条件の1つは、



頭であれこれ考えずに「良い動き」が繰り返せるようになることです。


その為に最適なのは、ボールを打たずに良い動作を繰り返すことなのです。


どこかを痛めていたり、体力的にあまりたくさん練習ができない方なども、ボールを打たなければ体への負荷も少ないので、練習することができますね。


では室内でできる練習を紹介します。


室内練習1

パッティング

パターマットでパッティング練習です。やる前はあまり気が進みませんが、いざ転がし始めると結構楽しくてやってしまうものです。

・連続何球入れられるか?

・10球連続入れるまでは終了しない

・10球連続入れないと、今日のビールは禁止

などプレッシャーをかけて行うと楽しいですよ。


そもそも確率良く入らない場合は、以下のような技術的な問題があります。

1)アドレスの姿勢、体重配分、ボール位置、グリップなど

2)バックスイングの軌道

3)2)の影響を受けてインパクトの軌道

4)そもそもの動き方


本当の上達を目指す人は、暑かろうが寒かろうがパッティングに自信が持てる様になるまでは、やり続ける必要があります。

今すぐに、しまってあるパターマットを出すか、新しく購入して取り組みましょう。


室内練習2

イメージトレーニング

これは試合前などには、とても効果的です。

想像の中でプレーをすれば良いだけです。1番ホールティーショット「ナイスショット」

セカンド「ナイスショット」パター「2パットパー」と言う感じに、18ホール分全てイメージして、プレーするのです。

頭の中でのイメージですから全てナイスショットでOKなのですが、意外と失敗をイメージしてしまう事があります。その場合は、そのホールのティーからやり直しましょう。パーかバーディーかイーグル、実際にはあり得ないスコアが出ますが、それで良いのです。

グリーンを外したけれど「スーパーアプローチでナイスパー」でももちろんOKです。

パターが苦手な人は超ロングパットが入ってバーディもありです。


良いイメージを描く癖をつけて自分に自信を持てるようになりましょう。


室内練習3

スイング型のチェック

最もすぐに飽きてしまう練習、それがボールを打たない練習です。

しかしながら本当は「最も大切な」練習なのです。

ボールを打って自分のフォームを矯正できる人は良いですが、上手くできない人は打たずに「イメージ」を作ることが必要です。

「どうやって動いたら」安定して良いショットやアプローチ、パッティングができるのか?その動き方を知り、繰り返し行えばよいだけなのです。


実際には、ほとんどの人がやらない練習です。つまらないからです。


そもそも練習自体が地道ですし、継続するのが難しいものですね。


プレーに行くためには、予定を調整し色々努力しますが、練習のためにそれを行う人はどれだけいるのでしょう?(笑)

練習せずにプレーだけしていても上達は望めません。。。



室内練習4

矯正ドリルの実施

これも上記3同様に、家の中などで行えます。何か道具を使ったり、家のイスや壁を利用したりしつつ、自分の動きの癖を取り、新しい良い動きの癖をつけるための練習です。


1)まず自分のスイングの問題を知る

2)その問題が発生してしまう原因、要因を知る

3)原因の部分を修正するための動きを知る

4)意図するだけで上手くできる人以外は、道具を利用したり、普通とは異なった方法で矯正作業を実施する(→矯正ドリル)

5)正しく出来ていることを常に確認しながら行う(鏡やビデオカメラ、スマホ等を利用する)

6)効果を出すために必要な回数がありますが、それを考慮した上で毎日やる数ですが、色々試したり、考えましたが結果としては

「50回を4セット」程度が良いと思います。

気が長い方、3か月後に上手くなっているのではなく、半年後で良いと言う方は、

「25回を4セット」にしましょう。

これは毎日やることで良いスイングに生まれ変わる練習です。(おそらく統計的に96%の人はやりませんが。。)


以上、室内練習を4つ紹介しました。


3と4の練習をアプローチやバンカーと想定しても結構です。ショートゲームのスイングも本当の精度を求めるのであれば、「型」を覚えることが求められますので、室内練習は有効です。


いずれにせよ、暑くても上達したければ練習しましょう。

やらなければ、すぐに元に戻ってしまいます。


ただし、やり方が悪いと悪い癖を固めることになるので、どうしたら良いのか?と言う方は何もやらない方が良いでしょう(笑)


体力的に難しい人や、忙しい人でも「大切なことを頭の中で思い出す」くらいはできるはずです。

全てをゴルフにそそぐことが難しいのは理解できますが、何とかしてやらないと「ずーっと」今のままです。


偶然100を切る

ことが目標ならば「練習場でただボールを打つ」練習も良いかもしれません。


しかし安定して90を切る、80を切る、が目標の人にとっては、単にボールを打つ練習は、最も効率が悪い練習の可能性があります。それで上達した、上手くなった、という方はそのままの方法で良いと思いますが、そうじゃない方は工夫しましょう。


暑い時だからこそ、自分のゴルフを見つめなおし、向上のための道を再考するのも良い機会ではないでしょうか。


どうしたら良いの?

と言う方は、是非ご相談ください。


それではまた来週。


追伸:

冒頭の写真は、Fujiクラシックの合宿の時のですが、この猛暑で35度超えの時でも気温26度!!快適でした!来年は是非ご一緒しましょう。



本当のナイスショットと上達のために

A.Ishida



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